パーソナリティ障害について
12月の交流会では、「パーソナリティ障害」をテーマにしていますが、
当日は、この障害についての知識や対処を学ぶことはしません。
今回は、誰もが陥りやすい、色んな認知の歪みの種類の中から、
3つの代表的なパーソナリティ障害の種類を紹介させていただきます。
ここから、自分を見つめたり、ヒントやきっかけがあるかもしれません。
そして交流会当日は、自分の抱えている問題からではなく、
忘れていた本来の自分を思い出す方向で「自分を知る」「自分に取り組む」ができたらと考えています。
カードを使って皆さんと遊びたいと思っています。
パーソナリティ障害とは、
認知・対人面・衝動の、かたよりが強すぎる症状が続き、社会生活に支障が出る状態のこと。
1つ目:境界性パーソナリティ障害
《感情調節困難》
①人から見捨てられるんじゃないかという強い不安からくる束縛、脅し、怒り
②対人関係の強い揺らぎ 相手への「理想化」と「こきおろし」
③極度の自己評価の揺らぎ
④自分を傷つける衝動を抑えられない
⑤依存や自傷の繰り返し、自殺の脅し
⑥気分や感情の不安定、イライラ時の巻き込み
⑦慢性的な空虚感から刺激を求める
⑧怒りへの感情調節困難からの暴言や罵倒
⑨ストレス時の妄想(被害者意識)・解離
⑩自分のルール設定を相手に押し付けて困らせる
幼少期思春期のトラウマ、虐待の経験によって強烈な自己否定から発症している。
2つ目:自己愛性パーソナリティ性障害
《自分は特別だと思っている》
①「他の人とはレベルそのものが違うのだ」という自慢が出る
②限りない成功などへのとらわれ
③自分が特別なので、レベルが高い人こそが自分の特別さがわかると思っている
④過剰な称賛を求める
⑤ 自分は特別と思い、特別な配慮や待遇を求める。
⑥自分の目的のために人を利用したり、自分の利益になるような人間関係を作ろうとしたりする。
⑦ 相手の気持ちをわかろうとしない
⑧他者への嫉妬・他者が自分に嫉妬してると思い込む
⑨ マウント的な「上から」の言動をとる、上からものを言う
幼少期の過酷の体験、又は幼少期の特別扱いや称賛体験、または、発達障害からも発症する。
3つ目:演技性パーソナリティ障害
《承認欲求から言動が大袈裟になる》
①注目の的になりたいという過度な欲求
② 誘惑的、挑発的になりやすい
③新しいものに飛びつき、飽きやすい
④外見にこだわり、外見で印象づけようとする
⑤過度に印象的な話し方をするが、内容はない
⑥芝居がかった誇張した表現をしやすい
⑦カリスマ的な他者の影響を受けやすい
⑧初対面でも強く親密な印象を与える
⑨承認維持のためのお金の使いすぎ
・・・・・・・
パーソナリティ障害の特徴を見ていると、悩んだりする根源にもなっている、
「あるある」な症状に親近感がわいてきます。
交流会当日は、
忘れていた自分の良さに触れながら、みんなで遊びたいと思っています。
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※こころの不調やその対策についての解説を行っている、府中こころ診療所の
春日さんによる、youtubeチャンネル「こころ診療所チャンネル」が
発信している内容を参考に、記載しています。
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